アナログな物流から脱却!現場の負担を軽減し、可視化を実現する次世代物流システムとは

近年、物流業界においてはトラックドライバー不足やコスト削減、業務効率化の必要性などの問題が深刻化しています。そのような中、物流システムを活用することが対策の一つとなります。
今回は、物流課題の解決に寄与する物流システムの概要から導入メリットまでご紹介します。またシステムは単体の利用ではなく、あらゆる物流効率化施策を合わせて行うこともできます。そこで物流システムと同時に進めたい物流効率化施策とともに、モーダルシフトによるフェリー輸送のメリット・効果もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
物流課題を解決に導く物流システムとは?
物流システムは、近年の物流課題を解決するための重要なベースとなる仕組みです。そこで物流課題と物流システムの関係、物流システムの定義を見ていきましょう。
近年の物流課題
近年は国内の少子高齢化による労働力不足の影響を受け、トラックドライバーの人員不足や高齢化などが問題視されています。さらにトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制により、稼働時間が減ってしまったことで、大幅な業務効率化が求められています。同時にEC需要が高まっており、輸送量の増加も見られることから、負荷も高まっています。
このような中、一連の物流工程を効率的に管理する物流システムの導入は必須といえます。
物流システムとは?
物流システムとは、運ぶ貨物の移動や保管、荷役、包装・梱包、流通、加工などの一連の物流工程を管理する仕組みを持つシステムです。
運行状況の可視化や、輸送ルートの最適化、在庫管理やデータ分析などを通じて物流工程全体を効率化することで、品質維持や顧客満足度向上を実現します。
物流システムにはさまざまな種類があります。ここでは主な種類を見ていきましょう。
・運行管理システム
運送や輸送のトラックなどの運行管理を行うシステムです。GPS機能により車両の位置を確認しながら、ルートの最適化や集荷及び納品の管理、車両の稼働率の把握、交通ルールの遵守の確認などが可能です。中にはドライバーの安全管理の機能が備わるものもあります。
・配送管理システム
配送管理システムとは、トラックの配車に利用できるシステムです。配送計画立案や配送管理等を行うことで、物流ルートの交通状況などをもとに計画的に配車できるようになります。その結果、物流効率化とコスト削減に寄与します。
・倉庫管理システム
倉庫管理システムとは、倉庫に保管している在庫のロットや賞味期限等の管理のほか、バーコードスキャナーを用いたリアルタイムでの在庫管理等を実現するシステムです。
在庫の適正化により、在庫過多や在庫不足を未然に防ぎ、効率的な在庫管理を実現できます。
・貨物追跡システム
貨物追跡システムとは、出荷した貨物を追跡できるシステムです。GPS機能やバーコード等のスキャン情報の技術により配送状況が見える化できます。集荷、積み込み、配送、配送完了といった一連の流れを追うことができるため、荷主や顧客に共有すれば、安心安全な配送サービスを提供できます。
物流システムの導入メリット
物流システムを導入することで、次のようなメリットが期待できます。
●業務効率化・生産性向上
●コスト削減
●在庫・車両状況のリアルタイムな管理
●可視化による正確性の向上
●顧客満足度向上
●環境負荷の軽減
物流システムを導入することで、物流工程がリアルタイムで可視化できることから、どこに無駄があるのかがわかり、効率化施策を打っていくことができます。また、無駄を排除すればコスト削減も可能です。
業務の正確性も上がり、ヒューマンエラーの削減により業務品質の改善効果も期待できます。その結果、顧客満足度にも良い影響が出るでしょう。
近年はCO2排出量削減のために、トラック台数を減らすことが求められていますが、物流システムをうまく活用することで、トラックの稼働数の最適化が実現できるため、環境負荷の軽減への取り組みにも寄与するでしょう。
物流システムと同時に進めたい物流効率化施策
物流システムを導入するとともに、同時に進めることで効率化を図れる施策をご紹介します。
モーダルシフト
モーダルシフトとは、従来のトラック輸送等の陸送を、鉄道や船舶による大量輸送機関に切り替えることによる海上輸送に切り替えることです。モーダルシフトは、長距離輸送の効率化を実現するとともに、トラックドライバーの稼働人数を削減できることから、近年注目を集めている施策です。
特に海上輸送のうち、フェリー輸送は定期便の運航や大量輸送によるコスト削減とスピード化、輸送品質の向上、無人航送によるドライバー数の削減などを実現することから注目を集めています。
共同配送
共同配送とは複数の荷主が同じトラック車両等で同じ配送先に運ぶ方法です。効率的な配送を実現し、トラック台数を削減できます。ドライバー数が減っている昨今、有効な解決策として注目されています。
先のフェリー輸送と組み合わせた「共同配送×長距離フェリー」の可能性も広がっています。もともとフェリーはドライバー数を削減できますが、加えて、陸送部分は共同配送や異業種企業のコラボレーションなどを通じてより効率的な輸配送が可能になることもあります。コスト削減を目指している場合にはおすすめです。
3PLの利用
3PLとは、サードパーティロジスティクスの略称で、物流全体の代行サービスを指します。第三者が代行することで、業務効率化やコスト削減、人手不足の解消等を実現できます。
従来の自社で行う物流と比べて、オペレーションや管理能力に長けており、物流システムや最新技術を駆使してより効率的な運用が可能になります。
フェリー輸送で現場負担の軽減と効率化へ
物流効率化の大きな期待がかかるモーダルシフトの中でも、特にフェリー輸送は現場負担と効率化が期待できます。
改めて具体的なメリットと効果をご紹介します。
大量輸送によるコスト削減とスピード化
フェリー輸送は長距離航路を高速で結ぶことから、スピーディーに大量の輸送が可能です。貨物量が多くなればなるほど、海上輸送のコスト削減のメリットが効いてきます。
輸送品質の向上
モーダルシフトの中でも、航空機による輸送は貨物への衝撃が大きいと懸念がありますが、海上輸送は比較的揺れが少なく、またトレーラーやシャーシなどの設備を利用することで、振動などを極力抑えることが可能です。その結果、輸送品質の向上が期待できます。
ドライバーの労働環境を改善
フェリーを利用することで、海上部分は無人航送ができるため、ドライバーの乗船は不要になり、輸送全体のドライバーの稼働数を大幅に削減できます。
また、トレーラーの中でトラックごとフェリーに8時間以上乗船する場合は、その乗船時間は休息時間として取り扱いができる特例を適用できます。そのため、ドライバーの労働環境の改善やコンプライアンス遵守にもつながります。
まとめ
物流課題が深刻化する中で、物流システムの導入により業務の効率化やコスト削減を図ることはもはや必須の対応といえます。また同時に物流効率化施策を進めることも必要といえるのではないでしょうか。中でもモーダルシフトによるフェリー輸送は数多くのメリットと効果が期待できます。
物流システム導入と共に、フェリー輸送の利用で物流をより一層効率化したい企業を、関光ロジNEXTが一貫でサポートいたします。
フェリー輸送に関してご興味のある方や、気になることがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
